人は、元気や栄養が足らなくなると、
まず生殖機能を切り捨てます。
1番後回しにするのです。
自分がダメでも、子孫を残してなんとか後世につなげようとかしないの?と思うかもしれませんが、
まず、自分が生き残ることを最優先します。
そして、生殖機能に栄養を送るのをストップします。
自分が生き残るためには、生殖機能は必要ないのです。
で、不妊治療をすると、次第に神経をすり減らしますよね。
神経がすり減れば、元気ややる気は失われていきます。
不妊治療をすれば=妊娠できると思っている人は少なくないと思いますが、
不妊治療によって、疲れて、元気が無くなっていけば、当然妊娠しにくくなっていくわけです。
不妊治療=妊娠できるわけではないんです。
痩せすぎ(体脂肪が少なすぎ)や、無理なダイエット、不摂生や過労なども同様で、
栄養や元気が足らなくなるわけですから、妊娠しにくくなります。
東洋医学では、腎の気というのが元気とかエネルギーといった意味を持っているのですが、
補腎(ほじん)といって、その腎の気、元気を補う治療を含めて、妊活の治療をします。
腎の気は通常、睡眠や食事などで補われるものなので、
日頃の生活習慣や食事が大事ですよと言うのは、このためです。
ですから、そこをすっ飛ばして不妊治療をしても、失敗が続くのは当たり前。
病院では、妊娠しやすい体づくりをしてくれるわけではありませんし、
妊娠しやい体を作る薬っていうのもありません。
排卵誘発剤は、あくまでも排卵を促すだけで、卵子の質や母体の健康状態は関係ありません。
自分たちでなんとかしないといけないんです。
人は、腎の気がなければ何もできません。
ちなみに、腎の気が尽きる=死です。