「妊活がなかなかうまくいかない」
「更年期の症状がつらい」
「自律神経のバランスが崩れて体調が不安定」
こうしたお悩みの背景に、実は共通して関わっているものがあります。
それが、細胞のエネルギー工場“ミトコンドリア”の働きです。
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目次
ミトコンドリアとは?
ミトコンドリアは、私たちの体の中にある小さな“エネルギー工場”。
食事から取り入れた栄養や酸素を使って、ATP(細胞のエネルギー源)を作っています。
このエネルギーがしっかり作られていないと、体も心も元気が出ません。
特に、脳・神経・ホルモン系はエネルギーの消費が多く、ミトコンドリアの活性が大きく影響するのです。
卵子や精子、子宮内膜の細胞など、生殖に関わる組織もミトコンドリアの力で活発に働いています。
妊活とミトコンドリア
妊活において、「年齢=卵子の老化」と捉えがちですが、“ミトコンドリアを元気にする”という視点から、体の内側からできるサポートもたくさんあります。
✅卵子の質の向上
卵子は年齢とともにミトコンドリアの数や働きが落ちていきます。
ミトコンドリアを元気にすることで、卵子のエネルギー代謝がスムーズになり、受精・分裂・着床がしやすくなると考えられています。
✅着床しやすい子宮環境に
子宮内膜の細胞も、エネルギーを使って厚くふかふかに育ちます。
ミトコンドリアが活性化されていれば、着床しやすい環境を整えやすくなります。
✅男性の妊活にも◎
実は、精子の尾の部分にもミトコンドリアがあり、運動エネルギーを生み出しています。
ミトコンドリアが元気だと、精子の運動率も向上しやすいと言われています。
更年期とミトコンドリア
更年期になると、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。
このエストロゲンは、ミトコンドリアの働きを助けてくれる存在でもあります。
そのため、更年期に入ると…
• 疲れやすくなる
• のぼせ、ホットフラッシュが起きやすい
• 気持ちが不安定になる
• 筋力が落ちる
• 頭がぼーっとする
などの症状が現れやすくなります。
このときにミトコンドリアを活性化させる生活習慣を取り入れることで、体と心のバランスが整いやすくなります。
自律神経とミトコンドリア
自律神経は、心臓・胃腸・血管・ホルモン分泌などを24時間コントロールしている神経です。
ストレスや生活習慣の乱れによってバランスが崩れると、
• めまい・動悸
• 胃腸の不調
• 眠れない・朝起きられない
• 不安感・うつっぽさ
などの不調が起こります。
自律神経の中枢である脳(視床下部)も大量のエネルギーを必要とする場所。
つまり、ミトコンドリアが元気であればあるほど、自律神経も安定しやすいのです。
ミトコンドリア活性 チェックリスト
「なんとなく不調」「エネルギーが湧かない」と感じたら、ミトコンドリアが疲れているサインかもしれません。
以下の項目にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
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🧘♀️生活習慣編
• 毎朝、10〜15分の朝日を浴びている
• 1日15〜30分程度のウォーキングやストレッチなど、軽い運動をしている
• 夜23時までには布団に入るようにしている
• お風呂は湯船に浸かる習慣がある(シャワーだけで済ませていない)
• スマホやPCの使用時間を夜は控えている(ブルーライト対策)
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🥗食事・栄養編
• 抗酸化栄養素(ビタミンC・E、コエンザイムQ10など)を意識して摂っている
• 甘いもの・加工食品を食べすぎていない
• たんぱく質(卵・魚・大豆・肉など)を毎食意識している
• カフェインを摂りすぎないようにしている
• 冷たい飲み物よりも常温・温かい飲み物を選んでいる
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🌿こころとリズム編
• 深呼吸や瞑想、リラックス時間を日常に取り入れている
• 無理しすぎず「休むこと」も大切にしている
• ストレスを感じたとき、自分なりの解消法がある
• 自分のペースやリズムを尊重できている
• 朝起きて自然なリズムで過ごせていると感じる
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💡チェックの目安
✅ 15個以上チェック → ミトコンドリアもあなたも元気な状態です!
✅ 10〜14個チェック → いい感じですが、あと少しだけ整える余地あり
✅ 5〜9個チェック → ミトコンドリアがちょっと疲れているかも
✅ 0〜4個チェック → エネルギーが不足している可能性大。生活を見直してみましょう!
ミトコンドリアを活性化する生活習慣
では、どうすればミトコンドリアを元気にできるのでしょうか?
日々の暮らしの中でできることをまとめました👇
💡ミトコンドリア活性のためにできること
• 朝の日光浴で体内時計を整える(セロトニン分泌も◎)
• 軽めの運動(ウォーキングやストレッチ)で血流と代謝UP
• 睡眠をしっかりとる(夜23時までに就寝が理想)
• 抗酸化食品(ビタミンC・E、コエンザイムQ10、アスタキサンチンなど)を摂る
• 呼吸を整えたり瞑想をしたりしてリラックス
• 甘いものや加工食品を控え、細胞に優しい食事を
• 冷え対策として、湯船に浸かる・腹巻・レッグウォーマーなどもおすすめ
ミトコンドリアを活性化する主な栄養素と食べ物
① ビタミンB群
エネルギー産生の補酵素。糖質・脂質・たんぱく質を燃やすのに必須。
• ビタミンB1:豚肉、玄米、大豆、にんにく
• ビタミンB2:レバー、卵、納豆、アーモンド
• ナイアシン(B3):鶏むね肉、カツオ、マグロ、落花生
• ビタミンB6:鮭、バナナ、さつまいも
• ビタミンB12:魚介類、卵、乳製品
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② コエンザイムQ10(CoQ10)
電子伝達系を助け、ATP産生を促進。抗酸化作用も。
• イワシ、サバ、牛肉、豚肉、ピーナッツ、ブロッコリー
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③ L-カルニチン
脂肪酸をミトコンドリア内に運び込む役割。
• 羊肉(ラム・マトン)、牛肉、豚肉
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④ α-リポ酸
糖を効率よくエネルギーに変える。抗酸化作用も。
• レバー、ほうれん草、ブロッコリー、トマト
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⑤ マグネシウム
ATPと結合してエネルギー利用を可能にする必須ミネラル。
• アーモンド、カシューナッツ、海藻、豆類、玄米
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⑥ 鉄
酸素を運び、ミトコンドリアの電子伝達系を支える。
• 赤身肉、レバー、カツオ、ほうれん草、大豆
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⑦ ポリフェノール類
ミトコンドリアを酸化ストレスから守る。
• 緑茶(カテキン)、ブルーベリー(アントシアニン)、赤ワイン(レスベラトロール)、カカオ
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⑧ オメガ3脂肪酸
細胞膜を柔軟にし、ミトコンドリア機能を高める。
• サバ、イワシ、サンマ、アマニ油、えごま油
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まとめ
• ベースはバランスの取れた食事(特にB群・鉄・マグネシウム)
• 補助に魚(DHA・EPA・CoQ10)、ナッツ類(マグネシウム・ビタミンE)、野菜果物(抗酸化物質)
• 特に意識したい人 → 疲れやすい、妊活、更年期、自律神経の乱れがある方
おすすめのサプリ
食事で摂るのが難しい場合や継続して摂りたい場合には、補助としてサプリメントをうまく活用しましょう。
コエンザイムQ10
オメガ3
コエンザイムQ10の他にαリポ酸、Lカルニチンなどがバランス良く配合されたもの
※アレルギーがあったり薬を服用していて心配な時は、医師や薬剤師に相談するなどして、自分に合ったものを摂るようにしましょう。
細胞から元気になる=心身が整う
妊活や更年期、自律神経の乱れに悩むと、「気の持ちようかな」「年齢のせいかな」と思いがちですが、
実際は細胞レベルでのエネルギー不足が原因のことも多いんです。
「最近、疲れやすいな」「気持ちが落ち込みやすいな」と感じたときは、
食事や生活習慣を少し見直して、ミトコンドリアを元気にしてあげることから始めてみましょう。
まとめ
妊活 × ミトコンドリア
• 卵子は特にエネルギーを必要とする細胞で、ミトコンドリアが多く存在します
• ミトコンドリアの働きが活性化すると、卵子の質が向上しやすくなります
• 子宮内膜もエネルギーを必要とするため、着床しやすい環境を整えることに貢献
• 精子の運動性にもミトコンドリアが関わっているため、パートナーの妊活にも有効
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更年期 × ミトコンドリア
• 更年期は女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、ミトコンドリアの働きも低下しやすくなります
• エネルギー不足により、のぼせ・疲労感・気分の落ち込みなどが起こりやすい
• ミトコンドリアを元気にすることで、更年期症状の軽減が期待できます
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自律神経 × ミトコンドリア
• 自律神経は、脳(視床下部)や神経のエネルギーにより調整されています
• ミトコンドリアがしっかり働いていると、自律神経のバランスも整いやすくなります
• 逆にミトコンドリアが弱ると、不眠・めまい・胃腸の不調・不安感などが起こりやすくなります
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✅共通してできる「ミトコンドリア活性法」
🌞日光浴 朝の光を10〜15分浴びることで、セロトニンが出て自律神経も安定
🚶軽い運動 ウォーキング・ストレッチなどで血流と代謝がアップ
🛀湯船に浸かる 体を温めて代謝を高める。冷えの改善にも◎
🥗抗酸化栄養素 ビタミンC・E、アスタキサンチン、コエンザイムQ10など
😴良質な睡眠 夜23時までに就寝が理想。ミトコンドリアの修復時間を確保
🍬甘いもの控えめ 糖質過多は酸化ストレスを生み、ミトコンドリアの働きを妨げる
💆♀️ストレスケア 呼吸法・瞑想・アロマなどで心をゆるめて副交感神経を優位に