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助けは求めてもいい。求めたほうがいい。

コロナのことが始まってから、女性の自殺率が上がっているという新聞記事がありました。

他人事とは思えず、胸が痛みます・・・

私にも、うつ病にはならなかったけど、ヤバかったなぁという時がありました。

生きていれば、そういう時もあります。

それが、新潟に来るちょっと前の話。30歳過ぎた頃のこと。女性にとっては、難しいお年頃です。

やりたくない事をやっていたわけではないけど、ちょっと疲れてたんでしょうね。

人生に行き詰まって、これから先どうしようかなぁ・・・と、半年か1年経たないくらいの期間かな。

仕事を辞めて、半引きこもりのニートみたいな生活をしてました。

アラサー独身、半引きこもりのニート。

かなりヤバい状況です。

死んだほうがいいのだろうか・・・

私が死んだら、誰か悲しむのだろうか・・・

死んだほうが、世間体の悪い、出来の悪い子供がいなくなって、親は喜ぶかもしれない。

と、良からぬ考えが頭をよぎった。

姉は悲しむだろうな・・・でも、世話のかかる妹がいなくなれば、楽になるかも。

友達は・・・遠く離れた親友のことを思い出した。

絶対に悲しむな・・・・・・いかんいかん!!絶対に悲しませてはならん!!と、ハッとした。

直接話したわけじゃないけど、親友に救われたのでした。

それから、幸い近くに本格的な漢方(枝とか葉っぱとか入ってて、煮出して飲むやつ)を出してくれる鍼灸院があったので、そこに週イチで通っていたら、だんだん調子が良くなってきて。

それと共に、貯金が底をつき始めて。

あ、ヤバい。何とかしなきゃ!!って、色々な策を講じました。

そこで思いついたのが、農業。

鍼灸師なんだけど、農業やろうと思って。

自分が弱ってるから、人の治療なんて出来ないし、生活のためなら、職種は問わない。

やってみたい事やろうと思ったのです。(つまり、その時は鍼灸師の仕事をしたくなかった。)

そういえば、新潟のおばあちゃんち(母方の)、誰も住んでないから、そこに荷物置かせてもらって、北海道でも行こう。と、母に、新潟に行きたいと打診したら、最初は断られて。

いやでも、もうヤバいからって、しばらくしてからもう一度お願いしたら、OKをもらえました。

母もヤバいと思ったのか、空き家を管理してくれるなら利用しようと思ったのか、その両方か。

今となっては、何でも良い。とにかく助かった!!

そして、いよいよ新潟へ来たら、母から、(実家の)猫を預かって欲しいと言われ、結局、北海道へは行かず、新潟で仕事を探すことになりました。

1ヶ月くらい休んでから北海道行こうと思ってたんだけど、まぁいっか。時には流されてみようという感じだった。

母は、猫がいれば、変な気は起こさないだろうと思ったのかもしれません。

そのまま新潟に居着いて、10年くらい経ちます。

その間に結婚して、子供まで産んじゃいました。

その当時は、結構どん底感で大変だったけど、今考えてみると、何とかなるもんなんだな〜と思うのでした。

そして、母に助けを求めて良かったです。おばあちゃんにも助けられたんじゃないかな。

あと、鍼灸院に通ったのも良かったと思う。

家賃補助も申請してみた。

頼れるところは頼ろうと、その時は必死だったんだろうね。

私は元々は、わりと楽観的でポジティブなほうなんだけど、そんな私でも、人生に悩み、落ちることもあったんです。

あの時は、よく堪えた。よく乗り越えた。よく周りに頼った。よくがんばった。と、自分を褒めてあげたいです。

だから、助けは求めたほうがいいです。

それは、親に限らず。親じゃないほうが良い場合もあります。

助けは求めてもいい。

経験者は語る。

※もちろん、行政とか、きちんとしたところに頼ってください。SNSで知り合ったよくわからない人とかには、助けを求めちゃダメよ。犯罪に巻き込まれるかもしれないから。そこだけは、十分に気をつけてください。

〜〜〜

喉元過ぎれば熱さ忘れる。

けど、これを書いてたら、思い出してなんか涙出てきました。

辛かったんだなぁ・・・

ヤバい、ヤバい連発しちゃってますけど、私の人生でこの時が、一番の危機というか、岐路だったんでしょうね。

私は色々なことに気づけて、ラッキーだったと思います。ほんと良かった。

捨てなかった命、この経験が、誰かの役に立てばいいなぁと思って書きました。

少しでも誰かの参考になれば、幸いです。